35坪のビルトインガレージ|間取り実例や費用相場、注文住宅で車2台に必要な広さを紹介

35坪のビルトインガレージ|間取り実例や費用相場、注文住宅で車2台に必要な広さを紹介

本記事では、土地35坪延床35坪ビルトインガレージの間取りプラン延床35坪前後の実例、費用相場をご紹介します。

車1台・2台に必要な広さおしゃれで機能的な間取りアイデアについても解説します。注文住宅でビルトインガレージを検討している方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

【35坪】ビルトインガレージの間取りプランや広さ

【35坪】ビルトインガレージの間取りプランや広さ

▶延床35坪前後のビルトインガレージ事例

まずは、延床35坪と土地35坪に建てられるビルトインガレージの間取り例や広さを確認してみましょう。

延床35坪のビルトインガレージの間取り

延床35坪のビルトインガレージの間取り事例

延床35坪の広さは、平方メートルに換算すると「約115.5㎡」です。

国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査」(令和7年3月公表)では、新築戸建ての床面積は全国平均で「約34.4坪(113.8㎡)」なため、35坪は平均的な広さだといえます。

ただし、ビルトインガレージの場合、ガレージの広さ分だけ居住スペースが狭くなるため注意が必要です。

車1台なら、ガレージの広さは約5坪が目安となるため、「延床35坪-ガレージ5坪=30坪」となります。

居住スペースの床面積30坪では、広々とした3LDK〜コンパクトな4LDKを検討できる広さです。

参照サイト:国土交通省 令和6年度 住宅市場動向調査

土地35坪のビルトインガレージの間取り

土地35坪の場合、延床35坪のビルトインガレージを建てることは、できるのでしょうか?

建てられる住宅の広さは、土地ごとに定められている「建ぺい率」「容積率」が、大きく影響します。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積(建物を真上から見たときの投影面積)の割合です。
  • 容積率:敷地面積に対する延床面積(各階の床面積の合計)の割合のことです。

これらの規制によって、敷地いっぱいに建物を建てられないようになっているのですが、ビルトインガレージには「建物全体の延床面積の5分の1を上限として、容積率の計算から除外できる」という緩和措置があります(建築基準法第52条第6項)。

たとえば、容積率100%の土地35坪では本来の延床上限は35坪ですが、居住スペース35坪にガレージ約8.75坪を加えた場合(合計約43.75坪)、ガレージ8.75坪は合計延床面積の5分の1(8.75坪)以内であるため、容積率の計算上は居住部分35坪のみでカウントされます。

つまり容積率100%の土地でも、実質的に延床43坪前後の住宅を建てることが可能です。

容積率の緩和措置を活用することで、土地35坪でも居住スペース35坪に加えて約8〜13坪程度のガレージを確保でき、実質的な延床面積を44坪〜65坪程度まで広げることが可能です。

車2台分のガレージを確保しても、4人〜6人家族がのびのびと暮らせる4LDK〜5LDKを検討できる広さです。

ただし、実際に建てられる規模は土地ごとの細かな法令上の制限によって異なるため、必ず住宅会社に確認することが大切です。

参照サイト:建築基準法 |第52条 e-Gov法令検索

車1台・2台に必要なガレージの広さ

車1台・2台に必要なガレージの広さ

1階部分の駐車スペースの広さは、車の台数によって異なります。

3面が壁に囲まれているビルトインガレージは、一般的な駐車スペース「普通車:幅員2.5m×長さ6.0m」より、一回り大きい下記表のサイズがおすすめです。

 

【ビルトインガレージの広さの目安】

車の台数 推奨寸法(有効) 延床面積の目安(壁芯)
1台分 幅員3.0m×長さ6.0m 約5.5坪〜6坪
2台分(並列) 幅員6.0m×長さ6.0m 約11坪〜12坪
2台分(縦列) 幅員3.0m×長さ12.0m 約11坪〜12坪

 

普通車で1台なら約6坪、2台分なら約12坪ほどの広さをイメージすると良いでしょう。

参照サイト:国土交通省「駐車場設計・施工指針について」

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35坪のビルトインガレージの間取り実例

延床35坪前後のビルトインガレージ付き注文住宅の間取り実例をご紹介します。

狭い間口でも車2台分のガレージ

35坪前後のビルトインガレージの間取り実例

▶延床34.35坪のビルトインガレージの間取り実例

  • 土地:17.33坪
  • 延床:34.35坪

こちらの住宅は間口の狭い土地ですが、奥行きを活かすことで車2台分のガレージを確保しました。

また、木造耐火構造にしたことで、都心に多い防火地域でもコストを抑えて建てることが可能です。

東京23区の多くのエリアは防火地域・準防火地域に指定されており、木造3階建てには「耐火構造」が求められます。

間取りでは、縦の空間を活用したデザインによってワンフロアがコンパクトながらも、おしゃれで開放感のあるお住まいを実現しました。

35坪前後のビルトインガレージの間取り実例

機能的な間取りのデザイン住宅

35坪前後のビルトインガレージの間取り実例

▶延床38.94坪のビルトインガレージ実例

  • 土地:20.37坪
  • 延床:38.94坪

外観や内装のデザインだけではなく、暮らしやすい間取りづくりに成功したビルトインガレージ付き注文住宅です。

広々とした玄関スペースは、靴以外にもさまざまな外用のアイテムを収納でき、車を使った移動でも短い動線で荷物を運ぶことができます。

こだわりのLDKでは、スムーズに移動できる回遊性のあるキッチンや落ち着けるヌックスペース、つり下げ天井など、おしゃれで機能的な住空間を実現しています。

35坪前後のビルトインガレージの間取り実例

35坪前後のビルトインガレージの間取り実例

半地下のビルトインガレージ

35坪前後のビルトインガレージの間取り実例▶延床37.25坪のビルトインガレージの間取り実例

  • 土地:16.15坪
  • 延床:37.25坪

都内の厳しい高さ制限をクリアするために、半地下のビルトインガレージを採用した注文住宅です。

ビルトインガレージを半地下にすることで、2階と3階の居住スペースに必要な部屋数と広さを確保しました。

都心では、高さ制限によって「希望の間取りが入らない」などのケースもあるため、まずはビルトインガレージの施工実績が豊富な住宅会社への相談がおすすめです。

 

関連記事:ビルトインガレージは危ないってホント?耐震性を高める方法や後悔しやすい事例と対策を解説

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35坪のビルトインガレージの費用相場と抑える方法

35坪のビルトインガレージの費用相場と抑える方法

35坪の費用相場

35坪のビルトインガレージの費用相場について、東京都の実態建築費(ou2株式会社調べ・2026年2月時点)をもとに確認してみましょう。

 

【35坪のビルトインガレージ付き住宅の建築費総額目安(ou2株式会社調べ・東京都・2026年2月時点)】

構造 本体工事費(延床35坪) 総額目安(付帯・諸経費込)
木造準耐火 3,150万円 4,500万円
木造耐火 3,500万円 5,000万円
鉄骨造(S造) 8,750万円〜9,800万円 1億2,500万円〜1億4,000万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 8,750万円〜9,800万円 1億2,500万円〜1億4,000万円

※出典:ou2株式会社調べ(2026年2月時点、東京都)
※総額=本体工事費÷0.7(本体:付帯:諸経費=7:2:1)で算出した概算値です。必ず施工会社の正式見積もりをご確認ください。
※S造・RC造の坪単価は都内狭小地・多層階(4〜5階建て)条件での実態値です(一般的な坪単価より高くなります)。

延床35坪の本体工事費の目安は、木造準耐火で約3,150万円、S造・RC造では8,750万円〜9,800万円です。構造によって3倍近い差が生じるため、早期に構造を絞った資金計画を立てることが重要です。

費用を抑える方法

ビルトインガレージにかかる費用を抑えるための方法は下記の通りです。

  • 木造で建てる
  • 外観をシンプルにする
  • 3階建て・4階建てにして土地代を抑える

 

木造準耐火を選ぶことで、S造・RC造と比べて、東京都の実態では総額で約8,000万円〜9,500万円安く建築できます(ou2株式会社調べ・東京都・2026年2月時点)。

耐震性を高めるために、鉄筋コンクリート造を選ばれる方も、いらっしゃいますが、木造でも耐震性が一番強い「耐震等級3」を取得できます。

費用を抑えて、地震に強いビルトインガレージをご希望の方は、耐震性に強い住宅会社での木造がおすすめです。

また、2025年4月の建築基準法改正により、木造2階建て以上の住宅では構造審査(許容応力度計算)が義務化されました。

35坪前後の多層階住宅はこの新2号建築物の対象となるため、構造計算に対応できる住宅会社を選ぶことが重要です。あわせて、同時期に施行された建築物省エネ法の改正により、省エネ基準への適合も全住宅で義務化されています。

都心の場合、コンパクトな土地を最大限に活用できる3階建て・4階建てなどのビルトインガレージにすることで、土地代を大幅に抑えることが可能です。

【狭小地の3・4・5階建て】クレバリーホーム東京の木造4階建て「もくよん®」

▶【狭小地の3・4・5階建て】の木造4階建て「もくよん®」

注文住宅でビルトインガレージを建てる間取りアイデア

注文住宅でビルトインガレージを建てる間取りアイデア

注文住宅でビルトインガレージを建てる際の間取りアイデアをご紹介します。

ガレージから室内までの動線を短く

ガレージから室内までの動線を短くした間取りが、おすすめです。

例えば、「玄関とは別に、ガレージに直接移動できる入口を設ける」「屋根のあるスペース内で玄関まで移動できる」などの間取りだと、便利です。

おしゃれで開放的な間取り

注文住宅でビルトインガレージを建てる間取りアイデア

縦長の住宅になるケースが多いビルトインガレージ付き注文住宅は、縦の空間設計によって、開放的でおしゃれな住空間を実現できます。

例えば、「吹き抜け」「スケルトン階段」「勾配天井」「折り上げ天井」などが、挙げられます。

「勾配天井+ロフト」など、デッドスペースを有効活用して収納を設けることで、居住スペースを狭くすることなく、十分な収納スペースを確保できます。

ガレージに照明と収納

注文住宅でビルトインガレージを建てる間取りアイデア

ガレージは、車だけではなく、自転車バイクアウトドア用品お子様が使う外用のおもちゃの収納など、多目的な使用が可能です。

ライフスタイルに応じて、ガレージ内に照明や収納棚を設けることで、大人の秘密基地のようなワクワクする空間づくりができます。

まとめ

35坪のビルトインガレージ付き注文住宅の間取り実例や費用相場、間取りアイデアについて解説しました。

コンパクトな土地を最大限に活用してビルトインガレージを建てるなら、RC造や鉄骨造だけではなく、木造や混構造も自由に選べる住宅会社がおすすめです。

東京でビルトインガレージをご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム城東店・新宿店まで、お気軽にご相談ください。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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