60坪のビルトインガレージ|間取り実例や費用相場、注文住宅で機能的な間取りにするコツ

60坪のビルトインガレージ|間取り実例や費用相場、注文住宅で機能的な間取りにするコツ

60坪のビルトインガレージ付き注文住宅は広さがあるため、間取りの選択肢が豊富でこだわりを追求できる反面、選択に迷うケースも多いです。

そこで本記事では、延床60坪敷地60坪に建てられるビルトインガレージの間取り例・費用相場・機能的な間取りアイデアについて解説します。

延床60坪前後のビルトインガレージの間取り実例もご紹介します。家づくりをご検討の方は、ぜひ記事を参考にしてくださいね。

 

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【60坪】ビルトインガレージの間取り例や広さ

【60坪】ビルトインガレージの間取り例や広さ

まずは、延床60坪と敷地60坪に建てられるビルトインガレージの間取り例や広さを確認してみましょう。

延床60坪のビルトインガレージの間取り

延床60坪の広さとは、どの程度なのでしょうか?

国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査」(令和7年3月公表)によると、新築戸建ての床面積は全国平均で「約34.4坪(113.8㎡)」です。

延床60坪はその約2軒分に相当する広さで、二世帯住宅・吹き抜け・書斎・大容量収納など、こだわりの家づくりが可能です。

延床60坪の間取りで考えられる一例は、下記の通りです。

 

【延床60坪の間取り例】

間取り 広さ
車1台の場合 広々とした5LDK〜6LDK LDK:32畳〜36畳

個室:6畳〜8畳

車2台の場合 5LDK〜コンパクトな6LDK LDK:30畳〜34畳

個室:5畳〜8畳

 

ビルトインガレージはガレージの坪数が延床面積に含まれるため、車の台数によって利用できる居住スペースが変わります。

参照サイト:国土交通省 令和6年度 住宅市場動向調査

敷地60坪のビルトインガレージの間取り

敷地60坪というゆとりがあれば、東京23区内でも理想のガレージハウスを実現する大きなチャンスです。

建てられる建物の規模を測る指標には、敷地に対する建築面積の割合である「建ぺい率」と、延床面積の割合である「容積率」の2つがあります。

例えば、第一種低層住居専用地域などの建ぺい率40%・容積率80%という制限の厳しいエリアでも、60坪の土地なら最大48坪+ガレージ緩和分(最大12坪)=延床約60坪までの邸宅が建築可能です。

これだけの広さがあれば、車3台分のガレージを確保した上で、5人〜7人家族がのびのびと暮らせる5LDK以上の間取りが現実的になります。

60坪クラスで車3台分の大開口を木造で実現するには、許容応力度計算による精密な構造設計が不可欠です。

開口部が広くなるほど耐力壁の確保が難しくなるため、大空間設計の実績がある住宅会社を選ぶことが重要です。

まずはご自身の土地で『最大何㎡まで、どのような構造で建てられるか』を、実績豊富な住宅会社へ確認することから始めましょう。

車1台・2台に必要なガレージの広さ

ビルトインガレージの事例

国土交通省が指標としている普通車の駐車スペースは幅員2.5m×長さ6.0mですが、ビルトインガレージは3面が壁で囲まれているため一回り大きい下記のサイズがおすすめです。

 

【ビルトインガレージの広さの目安】

車の台数 推奨寸法(有効) 延床面積の目安(壁芯)
1台分 幅員3.0m×長さ6.0m 約5.5坪〜6坪
2台分(並列) 幅員6.0m×長さ6.0m 約11坪〜12坪
2台分(縦列) 幅員3.0m×長さ12.0m 約11坪〜12坪

 

東京23区の場合、普通車で1台なら約6坪、2台分なら約12坪、3台分なら約16坪ほどの広さをイメージすると良いでしょう。

参照サイト:国土交通省「駐車場設計・施工指針について

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【60坪】ビルトインガレージの費用相場と抑えるコツ

60坪のビルトインガレージの費用相場と抑えるコツ

60坪の費用相場

60坪のビルトインガレージの費用は、選ぶ構造によって大きく異なります。東京都の実態建築費(ou2株式会社調べ・2026年2月時点)をもとに確認してみましょう。

 

【60坪のビルトインガレージ付き住宅の建築費総額目安(ou2株式会社調べ・東京都・2026年2月時点)】

構造 本体工事費(延床60坪) 総額目安(付帯・諸経費込)
木造準耐火 4,800万円〜5,400万円 6,900万円〜7,700万円
木造耐火 5,400万円〜6,600万円 7,700万円〜9,400万円
鉄骨造(S造) 1億4,400万円 約2億600万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 1億4,400万円 約2億600万円

※出典:ou2株式会社調べ(2026年2月時点、東京都)
※総額=本体工事費÷0.7(本体:付帯:諸経費=7:2:1)で算出した概算値です。必ず施工会社の正式見積もりをご確認ください。

延床60坪の本体工事費の目安は木造準耐火で4,800万円〜5,400万円、S造・RC造では1億円超となり、構造によって大きく異なります。

費用を抑えるコツ

延床60坪の邸宅でビルトインガレージを実現する場合、建築費は数千万円単位で変動します。

品質を妥協せずにコストを最適化するポイントは以下の3点です。

  • 『木造耐火・準耐火』を選択し、構造コストを抑える

  • 3階建て・3.5階建て・4階建て(プラスワンフロア)で土地取得費を圧縮する

  • 大開口の構造補強を最小限にするシンプルな外観形状

特に構造の選択は重要です。

60坪の場合、RC造(鉄筋コンクリート造)と比較して、木造(準耐火)を選択すれば、東京都内の実勢価格では総額で1億円超ものコストメリットが生まれるケースがあります(ou2株式会社調べ・2026年2月時点)。

この浮いた予算を、ハイグレードなキッチンや全館空調、あるいはガレージ内のV2H(Vehicle to Home)設備などに充てることで、同じ総予算でも住まいの満足度を高めることが可能です。

また、東京23区のような地価の高いエリアでは、あえて多層階(3階建て・3.5階建て・4階建て等)を選択することで、必要な延床面積を確保しつつ、土地の購入面積を抑える戦略も有効です。土地代が高騰している現在、この手法が最も大きなコストダウンに繋がります。

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注文住宅でビルトインガレージを建てる間取りアイデア

▶ビルトインガレージ付き注文住宅の事例

注文住宅でビルトインガレージを建てる際の間取りアイデアをご紹介します。

ガレージから室内までの動線

60坪の住まいは、動線が長くなりがちですので、ガレージから室内までの動線は短く・スムーズにする間取りがおすすめです。

例えば、「ガレージに直接移動できるエントランスを設ける」「雨に濡れずに玄関まで移動できる設計にする」などの間取りが便利です。

ホテルライクなエントランスにするには、ガレージから玄関、そしてリビングまでを一続きのストーリーのある空間として演出します。

マッドルーム(泥落とし+大容量収納)でも、洗練されたホテルのような内装に仕上げることで、車移動をメインとするオーナーに快適なエントランスとなります。

ガレージの収納スペース

ビルトインガレージの事例

▶3階建てのビルトインガレージの事例

ガレージは車の駐車スペースのほか自転車・バイク・アウトドア用品・お子様の外用おもちゃの収納など多目的に活用できます。

大容量の収納スペースを設けることで、車を使っての外出や帰宅時に、重い荷物の出し入れがラクになります。

ガレージと室内の動線上に日用品のストック置き場を設けると、車からそのまま収納できて便利です。

V2H設備で次世代の「EVスマートハブ」に

先述のV2H(Vehicle to Home)設備を核とした、エネルギー自給自足の拠点としても活用できます。

屋根(あるいは建物全体)に大容量の太陽光パネルを設置し、日中に発電した電気をEVに貯め、夜間に家庭へ給電できます。

60坪の邸宅は消費電力も大きくなりがちですが、ガレージを「エネルギーセンター」と位置づけることで、サステナブルかつ災害に強い住まいになります。

東京23区で3階・4階建てのビルトインガレージは構造的に非常に難易度が高く、どこの会社でも建てられるものではありません。

理想の60坪を都心で現実にするために

ここまでご紹介したラグジュアリーなエントランスや、車3台分のガレージ、V2Hといった設備を東京23区の限られた敷地で全て叶えるには、上に空間を広げる『多層階住宅』という選択が不可欠です。

しかし、延床60坪クラスの建物を支えながら、1階に柱のない大開口ガレージを設けるのは、建築基準法改正(2025年4月)後の新基準下では、極めて難易度の高い設計となります。

クレバリーホーム城東店・新宿店では、この難題を解決する独自の木造4階建て技術『もくよん®』を保有しています。

本来は鉄骨造でしか不可能だった『広さ』と『強さ』を木造で両立させることで、土地代を抑えつつ、妥協のない邸宅づくりをサポートします。

【狭小地の3・4・5階建て】クレバリーホーム東京の木造4階建て「もくよん®」

▶東京23区で実現する木造3階・4階建て「もくよん®」の詳細はこちら

注文住宅でビルトインガレージを建てる注意点

注文住宅でビルトインガレージを建てる注意点

▶木造のビルトインガレージ事例

注文住宅でビルトインガレージを建てる際の注意点について、順番に解説します。

  • 耐震性の高さに注意
  • 騒音や換気対策が必要
  • 車種と前面道路の幅員を考慮

耐震性の高さに注意

延床60坪クラスの邸宅では、1階の間口が最大8m〜9m(車3台分)も可能になるため、構造的な難易度が上がります。

単に『耐震等級3』を目指すだけでなく、2025年4月から義務化された構造審査(新2号建築物)への対応が必須です。

特に木造でこの大開口を実現するには、特殊な「門型フレーム」や、許容応力度計算による緻密な設計が必要です。

実績の少ない会社では、耐震性を優先するあまりガレージ空間に制約が生じるケースが多いため、大空間設計の実績を確認しましょう。

制震王

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騒音対策と換気対策が必要

60坪の邸宅ではガレージと居住空間が隣接する面積が広いため、騒音対策は配置だけでなく「遮音性能」で解決する必要があります。

ガレージと室内の間仕切り壁への遮音材の充填や、気密性の高い断熱ドアの採用が不可欠です。

また、3台分の排気ガスは1台分とは比較にならない量です。建築基準法の居室換気とは別に、一酸化炭素(CO)センサーや強制換気システムの導入を、設計段階から検討しましょう。

車種と前面道路の幅員を考慮

将来の車種変更を見越すのはもちろんですが、「車高の低いスポーツカー」や「重量のある電気自動車(EV)」の場合は、ガレージ入口の勾配(段差)で車底を擦らないためのアプローチ設計や、V2H導入を見越した床荷重の補強を検討してください。

さらに、60坪という規模感は外部から目に付きやすいため、スマホ連動の防犯カメラや防犯シャッター、人感センサーライトといったガレージ専用のセキュリティ計画が、資産を守る上で欠かせないポイントとなります。

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

延床60坪前後のビルトインガレージと、車3台分のガレージのある間取り実例をご紹介します。

こだわりの間取りを実現した3階建て

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

延床63.36坪のビルトインガレージ付き事例

延床面積63.36坪の広々とした3階建てのビルトインガレージ付き注文住宅です。

60坪の広さを活かした間取りでは、ルーフバルコニー・シューズクローク・スケルトン階段・勾配天井など、こだわりの設備を盛り込んでいます。

開放的で機能的な間取りを実現しています。

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

 

中庭と吹き抜けのあるデザイン住宅

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

▶延床57.48坪のビルトインガレージ付き事例

延床面積57.48坪のビルトインガレージ付きのデザイン住宅です。

小さいながらも中庭を設けたことで、採光が十分入る明るいリビングを実現しました。

空間を贅沢に使った吹き抜けは明るさだけでなく風通しや高級感も生み出しています。

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

二世帯住宅のおしゃれな3階建て

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

▶延床51.89坪のビルトインガレージ付き事例

延床面積51.89坪の白を基調としたビルトインガレージ付き二世帯住宅です。

あえて南側にスケルトン風の階段を設けたことで、明るく奥行きのある広々とした空間を実現しています。

【60坪】ビルトインガレージのある間取り実例

参考:木造でも鉄骨造並みの3台駐車のビルトインガレージを実現

▶車3台が置けるビルトインガレージ 実例

参考までに、こちらは延床面積約80坪クラスの事例ですが、木造でも車2台を並列駐車できるように開口部は5m近く確保できます。独自の工法によって木造でも鉄骨造並みの広い開口部を実現しています。

延床面積60坪クラスの建物でも、1階に柱のない大開口ガレージを設けるのは、建築基準法改正(2025年4月)後の新基準下では、極めて難易度の高い設計となります。

クレバリーホーム城東店・新宿店では、この難題を解決する独自の木造4階建て技術『もくよん®』を保有しています。

本来は鉄骨造でしか不可能だった『広さ』と『強さ』を木造で両立させることで、土地代を抑えつつ、妥協のない邸宅づくりをサポートします。

【狭小地の3・4・5階建て】クレバリーホーム東京の木造4階建て「もくよん®」

▶東京23区で実現する木造3階・4階建て「もくよん®」の詳細はこちら

まとめ

60坪のビルトインガレージ付き注文住宅の間取り実例や費用相場、機能的な間取りアイデアをご紹介しました。

広さが十分あるからこそ、理想の間取りを実現するためにまずはプロである住宅会社に相談することが成功への近道です。

東京でビルトインガレージ付き注文住宅をご検討の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホーム城東店・新宿店までお気軽にご相談ください。

 

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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