延床50坪の3階建ての費用|総額や構造別の価格相場、間取りのポイントや費用を抑えるコツについて

延床50坪の3階建ての費用|総額や構造別の価格相場、間取りのポイントや費用を抑えるコツについて

延床面積50坪の3階建ては、二世帯住宅や賃貸併用住宅、5人~7人世帯が、のびのび暮らせる広さの家づくりが可能です。

ですが、広さがある分、選ぶ仕様や構造で建築費用が跳ね上がったり、間取り設計の難易度が高くなります。

そこで本記事では、延床面積50坪3階建ての構造別の建築費用や間取りのポイントについて、わかりやすく解説します。

費用を抑えるコツや建築実例も紹介しているため、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

延床面積50坪の3階建て費用

50坪の3階建て費用

延床面積50坪の3階建ての建築費用は、いくらになるのでしょうか?

構造別の費用相場を確認してみましょう。

【構造別】50坪3階建ての費用相場(2026年版)

延床面積50坪(約165㎡)の3階建てとなると、二世帯住宅や賃貸併用住宅としても十分な広さです。 この規模を東京都内で建築する場合の、2026年現在の実勢価格(相場)を概算してみました。

※国税庁の評価額ではなく、実際の建築市場の目安単価を採用しています。

【構造別の建築費用(延床50坪)】

構造 全国平均の坪単価 延床50坪の建築費用
目安
木造(準耐火) 約80~90万円 約4,000~4,500万円
鉄骨造(S造) 約250万円 約1億2,500万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 約250万円 約1億2,500万円

出典:「ou2株式会社」調べ(2026年2月時点)

※上記価格は実勢価格の目安であり、建築条件や資材相場により変動します。都内狭小地に多い多層階建築(重機搬入困難・3階〜5階建て)の実勢価格を想定しています。

 

50坪の3階建ての場合、建築総額(本体価格)は「約4,000万円台~1億2千万円超」と幅があり、木造を選ぶだけで鉄骨・RC造よりも約8,000万円以上もコストを抑えられる可能性があります。

都市部の3階建てエリアは「防火地域・準防火地域」に指定されていることが多く、これまでは「耐火基準を満たすために割高なRC造にするしかない」と諦める方が多くいらっしゃいました。

しかし現在は、技術力の高い施工会社であれば、コストを抑えた「木造耐火建築」が可能です。

構造の違いだけで数千万円の差が出るため、RC造で予算オーバーしてしまった方は、ぜひ「木造耐火」の実績が豊富な会社へ相談してみてください。

 

関連記事:3階建ての高さは何メートル?平均・10・12・13・16m知っておきたい4つの高さ制限も解説

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建築費用の総額は?

建築費用の総額には、「本体工事費・付帯工事費・諸費用」が含まれます。

一般的に、建築費用の割合は、「本体工事費:7 付帯工事費:2 諸費用:1といわれています。

「坪単価×延床面積」は、本体工事費のみの費用になるため、坪単価だけの比較ではなく、総額の見積もりを比較することが、大切です。

 

【建築費用の内訳】

内訳 費用割合の目安 工事内容
本体工事費 70% ・屋根や柱、内装など
付帯工事費 20% ・給排水やガスの引き込み工事・外構(駐車場・塀)・地盤改良工事
諸費用 10% ・住宅ローンの手数料・地鎮祭・火災保険・地震保険・登記費用

 

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50坪3階建ての費用を抑えるコツ

50坪3階建て

▶延床49.34坪3階建て建築実例

50坪3階建て費用を抑えるコツについて、ご紹介します。

木造で建築費用と地盤改良費を抑える

50坪の3階建ては、耐火性耐震性を考慮して、鉄骨造や鉄筋コンクリート造を検討される方も、いらっしゃいます。

しかし、木造3階建てでも、耐震性の「最高等級3」防火地域内に建築できる「耐火建築物」にできます。

耐震性や耐火性の基準を満たしつつ、圧倒的に建築費用を安く抑えることが可能です。

また、木造の場合、他の構造と比べて建物重量が軽いため、「地盤改良工事費用」を数百万円安くできるケースもあります。

土地代を抑えられる4階建てを検討する

東京都などの都市部では、土地代が高騰し続けているため、広い土地を無理して買うよりも、限られた敷地(狭小地)で「50坪の広さ」を実現できる4階建てを選択したほうが、トータルでお得になるケースが少なくありません。

たとえば、東京23区の住宅地の平均土地価格は、令和7年の地価公示(※)を基にすると「約256万円/坪」まで上昇しています。 この単価でシミュレーションしてみましょう。

  • 30坪の土地を購入した場合:土地代だけで「7,689万円」

  • 15坪の土地を購入した場合:土地代は「3,435万円」

土地を半分(15坪)にするだけで、約3,800万円もの土地代を節約できます。 4階建てなら、わずか15坪~20坪の狭小地でも、フロアを積み重ねることで延床面積50坪(二世帯や賃貸併用も可能な広さ)を十分に確保可能です。

浮いた約3,800万円を建築費に充てれば、耐震性・耐火性に優れた、資産価値の高い木造4階建て(もくよん)が実現します。

※東京23区の住宅地平均坪単価256万円で試算、実際の土地価格は地域・物件ごとに異なります。

 

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▶コンパクトな敷地でも広い空間を実現する【木造4階建て】

延床面積50坪の広さは?例えるなら?

延床50坪の3階建て

▶延床56坪の3階建て実例

延床面積50坪を新築する前に、50坪がどれくらいの広さなのか、イメージをつかんでみましょう。

延床面積50坪は、「約165㎡」の広さです。

最新のフラット35利用者調査(2024年度)によると、注文住宅の延床面積の全国平均は、約36坪(約119㎡)となっており、年々縮小傾向にあります。

そのため、50坪という広さは、全国平均と比べても「約1.4倍(4割増)」もの広さがあり、都内においては二世帯住宅や賃貸併用住宅も実現可能な、非常にゆとりのあるサイズと言えます。

参照サイト:住宅金融支援機構|フラット35利用者調査(2024年度)

【延床面積50坪の広さを例えるなら】

  • 横幅13m、奥行き12.7mの広さ
  • 4LDK~5LDKが余裕で実現できる
  • 二世帯住宅を検討できる
  • 店舗併用住宅を検討できる

50坪の最適人数「都市部は7人」「一般地域は5人」

リビングにいる家族

広さ50坪の注文住宅に最適な家族人数は、国土交通省のデータを参考にした場合、「5人~7人」です。

50坪は約165㎡になるため、「一般地域なら5人家族」、「都市部なら7人家族」が、多様なライススタイルに対応しつつ、豊かな暮らしができると考えられる人数になります。

 

【世帯人数別の居住面積水準(目安)】

世帯人数 一般型(郊外・戸建) 都市型(都心・マンション等)
4人 125㎡(約38坪) 95㎡(約29坪)
5人 150㎡(約45坪) 115㎡(約35坪)
6人 175㎡(約53坪) 135㎡(約41坪)
7人 200㎡(約60坪) 155㎡(約47坪)

参照サイト:国土交通省 住宅経済関連データ(令和7年度版)

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▶【東京都助成金対象】太陽光発電+蓄電池で実現するオフグリッド住宅

【広さ50坪の3階建て】間取りポイント

3階建ての間取りのポイント

延床面積50坪の3階建ては、広さが十分あることから、間取りの自由度が高くなり、プランニングの難易度が上がります。

建物完成後に後悔しないために、押さえておきたい間取りのポイントについて、確認してみましょう。

日当たりや風通しをよくする

3階建ては、隣の建物との距離が近くなる都市部に多く、間取りによっては、日当たりや風通しが悪くなる恐れがあります。

建築実例やカタログを参考にしたり、設計士に理想のイメージを伝えたり、自然光が入りやすい間取りを検討してみましょう。

 

関連記事:【3階建て・4階建ての最上階が暑い?】4つの理由と13の暑さ対策

 

生活動線や家事動線を短くする

3階建ての間取りは、生活動線や家事動線を「短く・スムーズにする」ことが、暮らしやすさに、大きく影響してきます。

2階リビングにカバンや衣類、勉強道具の収納スペースを設けて、帰宅や外出時の動線を短くするなど、1階・3階への階段移動を少なくする間取りが、おすすめです。

老後に備える

3階建ては、階段の上り下りが増えるため、老後の暮らしに不安を感じる方も、少なくありません。

ですが、3階建てでも、工夫や事前対策をすることで、老後も快適に暮らすことが可能です。

 

【事前対策の例】

  • 将来、階段に昇降機を設置できる幅を設ける
  • 将来、リフォームしやすい木造を選ぶ
  • ホームエレベーターの設置
  • 1階と2階で生活が完結できる間取りにする

 

新築時ではなく、必要になったタイミングで、リフォームして後付けすることもできます。

 

東京都内で注文住宅ご検討中の方は、東京都の土地を「10㎝も無駄にしない®」クレバリーホーム東京まで、お気軽にご相談ください。

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【50坪前後の3階建て】建築実例

東京都に建築した50坪前後の3階建ての建築実例をご紹介します。

プライバシーの確保採光の取り方など、都市部ならではの間取りの工夫が、多く採用されています。

【延床50坪】外からの視線が気にならない家

延床50坪3階建ての建築実例

▶延床50坪3階建て事例

都心に多い3階建ては、外からの視線を考慮し、プライバシーが守られる家づくりが重要です。

こちらの住宅は、外からの視線を遮りつつ、自然光の入るリビングで、ご家族がのんびりと過ごせる空間を実現しています。

窓を少なくして、プライバシーを確保するのではなく、都心にあった柔軟な設計によって、お客様の希望を叶えることに成功しています。

【延床51坪】スケルトン階段の二世帯住宅

▶延床51坪の二世帯3階建て事例

階段の壁部分をスケルトンにしたことで、視線を遮りにくく、奥行きのある広々とリビングを実現しています。

一般的なスケルトン階段と違って、階段にすき間がないため、小さいお子様やご年配のご家族がいるご家庭でも、安心して暮らせます。

また、二世帯住宅で家族が多いからこそ、家事の時短に繋がるような間取りを設計。

水回りを一直線にまとめたことで、短く・スムーズな家事が可能です。

【延床57坪】明るく開放的な家

▶延床57坪の3階建て事例

高級感のある外観と開放的で明るいリビングを実現した3階建ての住宅です。

1階から3階天井まで、吹き抜けを設けたことで、採光と風通しのよい家づくりに成功しています。

【延床58坪】メンテナンスフリー外壁の4階建て

▶延床57坪の半地下のある4階建て事例

3階建てでは、広さが足りない場合は、4階建てを検討してはいかがでしょうか?

こちらは、高級感のある外壁に、メンテナンスフリーの素材を使用した4階建ての賃貸住宅です。

都市部では、賃貸併用住宅や店舗併用住宅など、土地を有効活用した家づくりを検討される方も、多くいらっしゃいます。

一般的な注文住宅や店舗と異なる間取りになるため、施工実績が豊富な住宅会社を選ぶことが大切です。

まとめ

延床面積50坪の3階建てを新築する建築費用や間取りのポイント、費用を抑えるコツについて解説しました。

50坪は、5人~7人のご家族がのびのびと暮らせる十分な広さを確保できます。

ただし、間取りや採光の確保など、3階建てならではの工夫が重要です。

東京で3階建ての注文住宅やアパートをご検討中の方は、23区内での施工実績が豊富なクレバリーホームまで、お気軽にご相談ください。

  • 3階建て住宅・4階建て住宅
  • 木造耐火住宅
  • 狭小住宅
  • 地下室付き住宅・屋上付き住宅
  • 二世帯住宅
  • 賃貸住宅

「こんな暮らしがしてみたい」「このエリアで暮らしたい」「狭小地過ぎて建てられないかもしれない」などの不安や疑問、そしてあなたの想いをお聞かせください。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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